今日はDailyの生徒さまについてのブログを書きたいと思います✏️

今年の3月からDailyにてレッスンを始めたA子さん。
声だけではなく、身体もガチガチで、歌唱時の呼吸すらも難しい状態。
顎や発声時の表情の作り方にかなりの癖があり、地声はある程度張り上げれば出せるものの、裏声は全然出せない状態でした。
出そうとしても声帯が閉じるより先に仮声帯が閉じてしまいめちゃめちゃに力む。
出ても声はカスカス、もしくは息にしかならないような声。

それが、なんと、7月中盤でめちゃめちゃ綺麗な裏声が出るように!!
正直ここまで力んでると結構時間かかりそうだなぁと思っていたので、半年で綺麗な裏声が出たのは素晴らしすぎる!
感動😭😭😭😭😭
2人で喜びを分かち合いました😂
ここで3月〜7月までの約半年間で、どんな練習をしてきたか公開します。


①身体の力みやバランスを様々な角度から調整
基本姿勢がかなりの反り腰。
色々なことを意識しすぎるあまり、リラックスしようとしても、リラックスさせる!という意識で逆に身体がガチガチに。
正面と横から動画を撮ってもらい、細かく体のバランスを見ながらアドバイスしていく。

・とにかくストレッチ!声を出すだけではなく、しっかりと固まった身体を整体などに通いながらほぐしてもらう。

・座った状態で、あえて少し身体を前のめりに丸めるイメージで深呼吸をしてもらう。
吐き出すことも苦手なので、そのままゆっくりと息を吐ききるところまでを1セット。
これを1日10セット続けてもらう。

・首が前にでがちなので、人差し指を立てて顎に置いて、親指部分が胸から離れないように気をつけながら、発声していく。

・まずは出しやすい音域からはぁ〜とため息をついていく。無理に高い音域にアプローチせず、かなり低い裏声から作っていく。最初は息だけでもOK。
徐々に声を混ぜてくイメージで。なるべく力まないことを目標に、とにかく柔らかい声で、少しずつ裏声を作っていく。

・力まない感覚が掴めてきたら、もう少し息の量を減らしていけるようにアプローチ。
母音が関与すると、途端に表情筋が動きすぎてしまうし、声を出す前から喉周りに力みをセットするので、口を閉じたハミングでの練習を徹底的に。
声は同じく柔らかく可愛らしい声で。

まずは、今あるガチガチの力みを、まだちょっと力みはあるけど声は出る状態まで持っていくことが目標!

基本は2〜3日くらいを目安に、練習音源を提出してくれる、かなり優秀な方なので、やりながらどんどん微調整をしていく🔥


続く…